旅行や観光で海外に行った際、美術館に行く人も多いのではないでしょうか。
私はそこまでアートに詳しくありませんが、美術館に行くのは大好きです。
静かで、ゆっくりとした時間が流れるあの雰囲気が良いですよね。
イギリスに旅行にしたときはもちろん大英博物館に行きました。次は絶対にルーブル美術館に行ってみたいです!
そこまでの規模ではないのであまり有名とは言えませんが、実はメルボルンにも美術館があります。ピカソやアンディーウォーホルの作品も見られて、しかも入場無料なんです!
というわけで今回は、観光にもちょっとしたお出かけにもオススメな、メルボルンの美術館をご紹介していきます。
ナショナルギャラリー オブ ビクトリア(NGV)とは
ビクトリア国立美術館(ナショナルギャラリー オブ ビクトリア)は、1861年に設立された、
オーストラリアで最も古く、最も訪問されたギャラリーです。
ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニアから美術作品のコレクションを常設展示する「ナショナルギャラリー オブ ヴィクトリア・インターナショナル」と、オーストラリア国内の作品、作家を紹介する「イアン ポッター センター」の2つを展開しています。
今回ご紹介するのは「NGVインターナショナル」です。7万点以上の作品収蔵数を誇るこの美術館は、南半球随一の見応えと言っても過言ではありません!
一般展示
NGV所蔵の一般展示は閲覧無料です。
先日一般展示を見てきたのですが、以前訪れたときにはなかった展示がありました。
また逆に、前回見ることができた展示がもうなかったりと、館内の展示を更新しているという発見がありました。
今回テンションが上がった展示はこちら。
オートクチュールを着たマネキンが、絵画や像と見事に融合しています。
オートクチュールってなぁに???
オートクチュール(フランス語: haute couture)とは、パリ・クチュール組合加盟店で注文により縫製されるオーダーメイド一点物の高級服やその店のこと。
今回のこの展示では、オートクチュールの父と呼ばれるシャルル・フレデリック・ウォルトから、アレキサンダー・マックイーンまでのデザイナー作品が贅沢に展示されていました!
オートクチュール加盟ブランドは、みなさんもよく知る超有名ブランドばかり。
シャネル、クリスチャンディオール、イヴ・サンローラン、バレンシアガなどの洋服はもちろんのこと、デザインスケッチや過去の雑誌なども見ることができ、かなり見応えのある内容でした!
バレンシアガのドレス
イヴ・サンローランのデザインスケッチ
1920年のVOGUE
私は元アパレルだったので、かなり興味深く時間をかけて見入ってしまいました。
しかし!!この展示は2019年7/19に終了してしまいます。
もっと早くこの展示に気付いていれば良かったです・・・
さて、ここからは通常の展示をご紹介しますね。
マネキンを置いていないギャラリー内は、広々とした空間が広がっていて一点一点ゆっくりと鑑賞することができます。
展示室によっては椅子があるところもあり、広い館内に疲れたら少し腰掛けて休みつつ美術鑑賞を楽しめますよ。
こんな感じです
もともと私は、この美術館にピカソの作品があるなんて知りませんでした。
初めて訪れた際に、たまたまたくさんの人が写真を撮っていたので興味を持ってみたところ、そこにはこんなピカソの作品がありました。
ピカソ 「泣く女」
ピカソって絵だけじゃなかったんですね
キャンベルスープ缶、シャネル N°5などで有名なアンディー・ウォーホルの作品も展示されています。
日本でも5年前に森美術館で特別展を行っていましたね。
アンディー・ウォーホルは世界的に有名なポップアートの旗手で、このギャラリーでも多くの人が足を止めて作品を見ていました。
特別展示
このギャラリーでは期間限定で行われる特別展示があります。
入り口にある特別展のポスター
現在は兵馬俑と、中国人アーティスト蔡 國強 (さい・こっきょう)の特別展示が行われています!
兵馬俑をひと目見ようと、特別展示の入り口には列ができていました。
兵馬俑(へいばよう)は、古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったもの。狭義には陝西省西安市臨潼区の秦始皇帝陵兵馬俑坑出土のものを指す。
この写真を見たらピンとくる方もいるかもしれません!
中国の観光で有名ですよね。この中から数体が、ここメルボルンに来ているのです!
料金は大人30ドル(約2,276円 ✳︎1AUD=75.855JPYで計算)。2019年10月13日まで開催しています。
ショップ&カフェ
ミュージアムショップって楽しいですよね!私はとにかくグッズを見るのが好きなので、いつもワクワクしながら店内を回っています。
前回来たときには草間彌生さんのグッズもありました。現在は特別展の兵馬俑グッズのところに人がたくさん集まっていましたよ。
ショップの様子
また、館内にはティールーム、カフェ、レストランがあります。
ティールーム
ギャラリーキッチン(カフェ)
残念ながらレストランの写真を撮ることができませんでしたが、このギャラリーの庭にガーデンレストランがあります。
広い館内を歩き回って疲れたら、コーヒーを飲みながらひと休みするのがオススメです。
ナショナルギャラリー オブ ビクトリアの基本情報
開館時間:月〜日 10:00-17:00
住所:180 St Kilda Rd, Melbourne VIC 3006
アクセス:フリンダースストリート駅から徒歩6分
おわりに
今回は無料で楽しめるメルボルンのおすすめスポットをご紹介しました!
無料で気軽に行けるので、メルボルンにお出かけの際はぜひ行ってみてくださいね。
また、世界にはこんな美術館があるんだ〜と思ってもらえたら嬉しいです。