海外生活の準備はたくさんあります。
私はエージェントを利用し、留学経験のあるカウンセラーがスケジュール感を持って一緒に準備を進めてくれたので心強かったですが、そこにはちょっとした落とし穴も潜んでいます。
任せきりにしてしまうとエージェントにオススメされるがままに色々とお願いしてしまい、無駄にコストがかかってしまう恐れがあるのです。
今回は私がエージェントにお願いせず、個人で手配したものについてまとめていきます。
空港送迎
空港送迎とは、空港にスタッフが迎えに来てくれてステイ先まで送ってくれるサービスです。
エージェントによって空港送迎のオプションの有無、その料金などは異なります。
ホームステイすることになっていてホストファミリーが迎えに来てくれる、語学学校のスタッフが来て学校や寮まで送ってくれる、エージェントのスタッフが来て現地オフィスまで送ってくれる、料金も$50〜$200 など、さまざまです。
私は空港送迎のサービスは利用しませんでした。
なぜならその分の費用を抑えたかったのと、事前に空港からステイ先までの行き方を調べておけば問題ないと思ったからです。
空港に到着するのが午前中の予定だったので、公共交通機関も問題なく動いています。
明るい時間ですし、もし迷ってもなんとかなるでしょう!
正直、Googleマップさえあれば怖いものはありません。海外に着いたばかりでも事前に地図をダウンロードしておけばオフラインで使えます!実際に私はその方法で駅からステイ先まで徒歩で移動しました。
不安な方は交通機関の乗り継ぎなど、事前にすべて画像保存または印刷しておけば安心ですよね。
もちろん公共交通機関が通っていない、夜到着予定、どうしても心配な方、長時間のフライトのあとなので楽にステイ先に行ける方が良い!という方は空港送迎を利用するのもひとつの方法なので否定はしません。
しかし今は便利な世の中なので、まずは空港からどのような交通手段でステイ先まで行けるのかを確認し、費用と相談してみることをオススメします。
ホームステイの手配
大体のエージェントではホームステイの紹介を行っているため、まずはホームステイを勧められると思います。
ホームステイってなんか楽しそうだよね
↓エージェントがホームステイをオススメするときのトーク例
- 海外の生活に早く馴染むためには、現地の人と一緒に生活をすることが一番
- 英語のみでコミュニケーションを取ることができる環境
- ホストファミリーとの思い出や絆ができる
- 現地の文化を身近で感じられる
- ホームステイ以外の住まいを個人で決めてから行くのはリスクが高い(その点ホームステイ先はきちんと提携をしているから安心)
- まず初めの1ヶ月はホームステイして、土地勘がついてから自分で家を探す人がほとんど
でも私はホームステイ経験者から良い話を聞いたことがありません…
- 食費込みの金額を払っているが、朝はパン1枚だけなど食事内容がヒドかった
- 夜ご飯の時間になるべく帰らなければならず気を遣う
- シャワーの時間を短くするよう言われる
- ほかの留学生とホストマザーの関係が悪く板挟みだった
- ホストファミリーがオージーじゃなかったので完全な英語環境ではなかった
このような話をたくさん聞きました。
なんか想像と違うぞ…これはちょっとキツイね
でもこれはオーストラリアに来てから知ったことなので、日本で色々と調べていたときにはわかりませんでした。
信頼するエージェントにオススメされて、なんとなくホームステイにしてしまわないように注意しましょう。
無料エージェントでも、ホームステイの斡旋には紹介料がかかります。
ただもちろん、中にはホームステイがしてみたい!という方もいると思います。
良いステイ先に当たった方もいるでしょうし、悪い口コミばかりを信じるのもちょっと違いますよね。
その場合は、以前にそのエージェントから利用者がいる口コミの良いホームステイ先を紹介してもらいましょう。
また、ステイ先でトラブルがあった場合や、ステイ先変更の対応について必ず事前に確認をとっておきましょう!
私は元々ホームステイを希望していなかったのでエージェントからのオススメはお断りしました。
誰かの家にお世話になるのは気が引けるし、まずは自分たちで自由に暮らしたいと思っていたからです。
オーストラリアのワーホリ・留学生のほとんどがシェアハウスに住んでいるとネットで見ていたので、まずはシェアハウスに住んでから追い追い自分たちだけで住める部屋を借りたいと考えていました。
自分でシェアハウスを探す方法
まだ行ったことも見たこともない土地での住まいを探すことは、確かに難しいです。
特に日本にいる段階で決めておくなんて更にハードルが高い気がしますよね。
でも今やネット上にたくさんの情報があるんですよ、しかもありがたいことに日本語のサイトもいくつかあります。
↓オーストラリアでシェアハウスを探すとき役立つ日本語サイト
NICHIGO PRESS (オーストラリア全土)
❇︎トップページがSSL化されていなかったので住まい探しのページを貼っています。これはシドニーになっていますが、HP内のボタンから別地域を選ぶことができます。
JAMS.TV (オーストラリア全土)
❇︎トッップページ > 住まい から探す地域が選べます
CHEERS (シドニーメイン)
❇︎シドニーの生活情報サイトですが、住まいを選ぶとオーストラリアの各都市が選べます。シドニー以外は情報量少なめです。
GO豪メルボルン (メルボルン)
私は上記日本語サイトで家を探し、日本からオーナーさんにメールでコンタクトを取りました。(もちろんわたしは英語力0なのでヒツジさんにお願いしましたが…)
あまり早く連絡をしてしまうと、自分たちが到着した頃には部屋が埋まってしまう可能性があるので、毎日募集をチェックしつつ10日〜1週間前くらいに連絡を取るのが良いと思います。
そこでまずオウンルームを希望していること、2人で1部屋使う場合の家賃、家賃には水道光熱費やWi-fiが含まれているか、ボンドはいくらか、ということを確認しておきました。
この時点で自分たちの想像している金額と大きくズレてしまっているなら、ほかも探そうと思ったのです。
オーナーさんから丁寧に教えてもらい差異がなさそうだったので、オーストラリア到着日にインスペクションのアポを取りました。
私ももちろん知らなかった家探し用語をご紹介
- インスペクション(内覧、内見、検査)
- シェアルーム(相部屋)→ 安い
- オウンルーム(一人部屋)→ 高い
- レント(家賃)→ 1週間単位での表記がほとんど
- ボンド(保証金)→ 敷金のイメージ、何もなければ退去時返ってくる、オーナーによってはボンド無しの物件もあり
私がシェアハウスを選んだときの希望はこちら
- 学校から近い(徒歩圏内を希望)
- オウンルーム
- できるだけ安い
- 水道光熱費、Wi-fi込み
以上です。贅沢はまったく言っていません。
ひとまずはどんな所であろうとも数週間もしくは数ヶ月は我慢して、きちんとした部屋を見つけるのが目標だったので、とりあえず住めれば良かったのです。
家を決定する前に確認しておくべき事項はこちら
- 家賃の支払い方法について(週払い、月払い、現金、銀行振込など)
- 家での禁止事項(友達を呼ぶ、家でパーティーなど)
- 洗濯機の使用方法(お金が別途かかることもある)
- お風呂の利用についてルールがあるかどうか
- 共有スペースの掃除ルールがあるかどうか
- 退去する何日前にオーナーに知らせたらいいか
これでシェアハウス探しは大丈夫でしょう!
初めはあまりいろいろと条件を付けず、まず予算に見合った家に住んでみましょう。
現地に行ってから嫌と言うほど色々な情報が入ってきます。
もし引っ越したくなったら気軽に転居すればいいのです。日本のアパートのように2年契約というわけではないのですから。
携帯電話(SIM)
私はi phone7を使っているのですが、日本にいるときにSIMロックを解除してから行き、オーストラリアでは現地の携帯会社のSIMを利用しています。
以前エージェントから日系の通信会社や、レンタル携帯電話を紹介されたことがありました。
携帯について情報を仕入れていなかった私は紹介されるがままに契約をしそうになったのですが、一歩手前で思いとどまります。
留学経験者が身近にいたのでまずその人に確認をすることにしたからです。
そして日系通信会社の料金プランよりも、現地の携帯会社のSIMを購入した方が安くてデータ量も大きいということがわかりました。
しかも現地のSIMなら面倒な契約書面を交わさずに済みますし、リチャージも簡単とのこと。
今は日系の通信会社でもまた別のプランや安いものが出てきている可能性もあるので、まずは契約する前にどちらがお得か比較してみることをオススメします。
「オーストラリア SIM」で検索すると、たくさんお得な情報を書いてくださっている方がたくさんいらっしゃいます!
私は来る前にオーストラリアの格安SIM情報がほとんどなかったので、ワーホリ・留学生に定番のOPTUS(オプタス)を使っていますが特に不満はありません。
おわりに
すべてお任せできてしまうエージェント利用はとても便利ですが、海外生活ではお金がとにかく大事です!
自分でできることまでお願いしてしまうと損をしてしまうこともありますので、まずは一旦自分ではどうしてもできないことなのか?コストをかけてもお願いした方が良いことなのかを考えてみましょう。
この記事がみなさんのワーホリ・留学にお役に立てたら幸いです!