「もう英語、ペラペラ?!」
これです!!
それは気になるところでしょう。英語力0の私が、1年以上英語圏に住んでみたら英語を話せるようになったのかどうか。
今回は、そんなことについて書いてみます。
英語を話せるようになったのか
結論から言います。
私は英語が話せるようになっていません!!涙
もちろん、まったくという訳ではありません。英語力0で来た頃のことを考えれば、少しは成長しました。
前までは英会話のフレーズを自分で作ることができなかったので、本やアプリに書いてあるフレーズをただ暗記する、もしくは読まないと話せませんでした。
でも今はやり直し英文法をコツコツとやって、簡単なフレーズであれば自分で組み立てることができます。
しかし、普通に話せるか?と言われたら、まだそのレベルには達していません。
話せるか話せないかの2択しかなければ、残念ながら 話せない と言わざるを得えないでしょう。
住むだけでは話せない?
正直、海外に住む前までは 住んだら英語話せるようになる説もある意味で信じていました。
英語環境で生活するのだから、嫌でも話せるようになると思いたかったのです。
でも実際は 英語を話せなくてもなんとか暮らしていける というのが現実でした。
まったく英語ができなくても学校には通えましたし、スーパーではセルフレジを使えばいいですし、なんとか生活できてしまうものなんですよね。
確かに、学校でも街中でもどこでも英語が飛び交っています。しかし、その環境の中にいるからといって、 自然と英語がわかるようになったり、話せるようになるなんてことはありません。
子供の場合は違うかもしれませんが、30過ぎた大人の私には無理な話でした。
住んでいるだけでは英語は話せるようにならないので、どう過ごすかがとても重要なのです。
普段どんな過ごし方をしているの?
日中はひとりで過ごすことが多く、ほぼ人と関わりません。ざっくりとですが、こんな生活をしています。
- 夫を見送ってから家事
- 家の中で仕事やブログ
- コーヒーブレイクを求めてカフェへ → 英語で注文するが、決まりきったフレーズしか使わないから簡単
- 週に1〜2回学校へ → 日本人が多いクラスなので積極的に発言したくない・学校の友人も日本人なので休憩時間にはすべて日本語で話す
- 夜夫が仕事から帰ってきてご飯・日本語で今日の出来事やらを話す
もちろん外国人の友人と会ったりもしますが、そんなに頻繁ではありません。
また、学校の宿題をしたり英語で資料を作ったりするときも、翻訳機があればなんとかなってしまいます。
私が英語を話せない理由
自分なりに考えて、私が英語を話すことができないのにはこんな理由があると思います。
こうして見ると、圧倒的に英語を話す時間が少ないのがいちばんの原因だと思います。
私は自分でだいぶリスニング力はついたと実感しているのですが、とにかく話すのが苦手です。
相手の言っていることが理解できているのに、それに対して返答できないのはとてもストレスなのですが、 返答のフレーズを頭の中であぁでもない、こうでもないと考えてしまい、結局言葉として発するまでに時間がかかってしまいます。
完璧な状態にしてからでないと口に出す勇気が出ません。
なんで完璧な文を作ってからでないと発言できないの?
それにはこんな理由があります。間違えるのが恥ずかしいというよりも、伝わらなかったときにへこんでしまうことを避けたいからです。
人は成功体験を繰り返すことで自信をつけていきますよね。
しかし 伝わらないという失敗を繰り返すと自然と自信がなくなり、話すのが怖くなってしまいます。
なのでなるべく間違いのない文でトライしたいと思うのです。
しかし残念ながら文を作るのに時間がかかりなかなか話せなかったり、自信のない声でボソっと発言をして聞き取ってもらえなかったり、結局悪循環に陥ってしまいます。
できるだけ早く文を組み立てるために
頭の中でフレーズを素早く作るために、以前の記事でもちょこっとご紹介したこちらを使っています。「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
中学1年〜3年までに習う英文法をもとに、簡単な英文をスピーディーに作る練習をする本です。
簡単な英文といえど、やはり英文法をマスターしていないと難しいものも多いので勉強になります。私は未だにすらすらと作れない文がたくさんあります…。
ひとつの文型ごとに英作文をするようになっているため、自分の苦手な文型が見つけやすいのが良いところです!私は苦手な文型は別のテキストで勉強し直してから行うようにしています。
話せるようになるための確実なトレーニングとしてベストセラーになっている本です!
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何度も口に出して言うことが大事
最近は 英会話はアウトプットが大事! と言われていますが、本当にその大切さを実感しています。
なぜかというと、私はなんとなくの英語は聞き取れるようになり、なんとなくで良ければ文も読めるようになりました。
しかし誰かと話をするときに、いざ自分で組み立てたフレーズを口に出そうとしても、スムーズに発音することができないという状況に何度もなったことがあります。
なんというのでしょう、口がうまく回らないのです!
想像の中では何度も言ったことがあるのです。単語自体の発音も知っています。
しかし、 ひとつの文章として口に落ち着けたことがないと、いざ発してみると噛み噛みになってしまうのです!
これは落ち込まずにはいられません・・・。
そういったことが本当に起こるので、口に出して言うことの大切さがよくわかりました。
やはり何度も使っているフレーズは、とてもスムーズに口から出てくるようになり、噛みません。
頭でフレーズが作れても、想像の中では発音できても、声に出してみないと発音できない ということを身をもって感じました。
話せるようになりたいけど、完璧は目指さない
私はこっちで生活して英語を勉強して色々な人と関わる中で、完璧な英語にこだわるのはやめようと思うようになりました。
英語を話せるようになりたい その気持ちは変わらず持ち続けていますが、 完璧な文法、完璧な発音、完璧な言い回し、ネイティブに近い会話、これを求めすぎるととても苦しいことに気付きました。実際の生活では完璧な英語は必要ありません。
もちろん正しい英語を使えるに越したことはありません。
でも、たとえ間違えても恥ずかしいことではないし、もし発音が上手くできなくても、前後の単語で意味がわかれば通じます。
実際、日本で働く外国人労働者の方がカタコトでも、間違った言い回しをしても、特に気にしないですよね。むしろよく勉強したなぁと関心しませんか。
オーストラリアにいると、本当に色々な国の人が英語を話している場面に出くわします。
それぞれがその国独特の話し方をするので、英語なのに英語に聞こえないこともあります。
でも、誰もそんなこと気にしていません。
恥ずかしがることなんてありません。
英語は私たちにとってセカンドランゲージです。 ある程度の意思疎通ができればそれだけでも十分だと思うのです。
人によってTOEICやIELTsのスコアのため、海外就職のため、色々な理由で英語を完璧に理解して完璧に使えることが目標の人もいると思いますが、普通に生活したり、簡単なコミュニケーションを取ったりできれば良いと思っている私にとっては、そこまで完璧さを求める必要はないと、1年ちょっと住んでみて思いました。
ただもちろんそう思って満足せずに、少しずつ着実に使えるフレーズを増やしていきたいですし、 焦らずじっくりと英語への理解を深めていきたいという気持ちです。
同じような英語学習者のみなさん、一緒にゆるりと頑張りましょう!