私は中学3年間と、高校では1年間、計4年英語の授業を受け、その後は一切英語学習はしていません。
学校で勉強したときから15年以上の年月を経て海外生活を始めたので、おかげさまで英語力はゼロというわけです。
みなさんは、英語や英会話に興味はありますか?
もし英語を話せるようになりたいと思ったら、どんな勉強から始めますか?
今回は英語力0の私がどのようにして学習していったのか?また、英文法は勉強すべきかどうかについてまとめていきます!
どんな方法で学習を進める?
私が英語学習を始めるにあたり、そもそも何から勉強すれば良いのか悩みました。
- 文法
- 単語
- フレーズ
- 発音
どれも英語学習に必要なものだとは思っていましたが、何から手をつければ良いのかわからなかったのです。
ダイエットでも同じことがいえると思います。痩せたい!でも何からすれば良い?
食事を減らす?運動をする?筋トレをする?糖質制限をする?レコーディングダイエット?
すべてダイエットに有効だと言われていますが、どれが自分に合っているか、無理なく続けられるかわかりませんよね。
きちんと続けられて、身につく勉強法が理想です!
まずはこの中から自分に合った勉強法を見つけるべく、1と2を試してみました。
1 持っている英語本のフレーズをたくさん覚えて、入れ替え単語で色々なことが言えるようになる
2 英語のドラマやキッズ向けアニメを観たり、英会話本の付録CDを聴いて、映像と耳から覚える
3 やりなおし英文法を1から始める
1と2を先に試したのは、英文法の勉強を避けたかったからです。
なぜならいちばん遠回りな方法に思えましたし、いちばんツラそうだったからです。
勉強法を試すときに活用した本
オーストラリアに来る何ヶ月か前に、とりあえず英会話の本がいくつかあった方がいいだろうと思い買った本があります。
こっちでいよいよ使う日が来ましたよ!
これは日常的に使える2000ものフレーズが収められています。
自己紹介、感情表現、旅行、買い物、習い事、恋愛など様々なシチュエーション別に、それぞれたくさんのフレーズが載っています。
英語初心者の私には難しいと感じる言い回しもけっこうありましたが、何て言ったらいいのか想像もできないレベルの英語力なので、眺めているだけでもためになったような気がします。
\詳しくは↓でチェック/
これは出来上がったフレーズに、入れ替えて使える単語がたくさん載っています。
例えば「調子はどう?」と尋ねられた場合、例文では「Great.」と返答していますが
「couldn’t be better」「not bad」「wonderful」「terrible」「OK」
など様々な言い方を挙げてくれていて、その単語を覚えれば色々な気分のときも対応できるということです。
\詳しくは↓でチェック/
✳︎表紙カバーを捨ててしまったのでわかりにくい画像になってしまいました。ごめんなさい!
観ていたアニメ・ドラマ
オーストラリアで放送されているテレビ番組の中に、NHKのEテレのようなチャンネルがあります。その名も「ABC KIDS iview」です。
とりあえず部屋にいるときはこのチャンネルをずっとつけて観ていました。子供向けの英語の方が少しは簡単だろうという魂胆です。
子供向けだけでは語彙力的にどうなの?と思い、ドラマも平行して観ていました。
テレビで放送しているものから始めようと思い、定番の「フレンズ(FRIENDS)」や「ビッグバンセオリー(The Big Bang Theory)」を中心に観ていたのですが…
いやしかし、ドラマは字幕を表示してなんとか聞き取れますが、無しではまるでわかりません!
ましてやフレーズを聞き取って書き取ったり覚えたりなんてことは到底無理でした!
ビッグバンセオリーは面白いですが、オタクの話す専門用語はまるで意味わかりませんからね。
勉強というよりただの娯楽として観ていた感じになってしまいました。
1、2を試してみた結果・・・
1と2を試してみた結果、
やっぱり文法の勉強をしよう!
やり直し英文法をするしかない!
というところに行き着きました。
なぜかと言うと、
よくわからない並びでできたフレーズを、そのまま暗記することが難しかったからです。
しかもどう考えても、自分が何かを英語で言いたいとき
暗記したフレーズを思い出す→適切な単語を当てはめる
のやり方では限界がくると思いました。
自分が言いたいことを言うためにはフレーズを自分で作ることが必要です。
そしてそのフレーズを作るためには英文法を理解しなければなりません。
結局フレーズも単語も暗記なので、覚えることに変わりありません。ならば英文法をまず覚えよう、と思いました。
やり直し英文法の学び方
語学学校
私は約8ヶ月間、語学学校に通い英語を学びました。
しかし当然ですが全部英語で習います。
義務教育で習った文法すべてを過去に置いてきてしまった私には、それは想像をはるかに超える難しさでした。
これは…同時に日本語でも勉強しないと、本当に意味がわからない!!
ということで、夫が持ってきていた日本語の英文法の本をやることにしたのですが…SVOの意味すらわからない私の頭には、なにひとつ入ってきません。
Youtube
夫は私より若者なので、何かを調べるときにまずYoutubeを見ます。
そして彼は「英文法もYoutubeを見て勉強したら?」と提案してきたのです。
これ以上、字からの情報はインプットできないと感じていた私は、その提案の通り動画で勉強することにしました。
探したのは中学生が見るやつです。
実際に見ていた動画がこちら
毎日毎日コレを見ながら勉強して、ちょっとずつ英文法がわかってきましたよ。
学校から帰ってきて、動画を見て勉強する。この方法で学習していたら、最近の子供たちって塾に行く必要あるのかな?と思ってしまいました。
こんな丁寧な解説、まるで塾に通っているかのようです!コレがタダで見られるなんて、すごい時代ですよね。
そんなこと気にしてないで、勉強に集中しなさーい!
テキスト本
また、それとあわせてこの本を使いました。
英語学習者にとってはおなじみの Grammar in use(グラマー イン ユース)です!!
今まで色々な国の人と出会ってきましたが、英語学習の際にこの本を使ったという人、または今も使っているという人の多さにビックリしました。
正直、私はこの本の存在をこっちに来るまで知らなかったです。
この本は、開いて左側のページに解説、右側のページに練習問題 という形式になっています。
例えば、初めのページは「現在進行形」から始まっています。左に現在進行形の使い方の説明があり、右には現在進行形を使った練習問題があります。
どんなに難しいと感じるパートでも、説明は左ページ内で完結するようにまとめられています。
問題を解くのに必要な情報はすべて左ページにあるのです。
すなわち、私のような英語素人でも大切なポイントを見逃すことなく抑えることができるんです。
夫はこの本の日本語版を持っていました。
しかし、学校で文法を英語で習っている私は、できれば英語版で復習し問題を解きたいと思ったので、こっちで英語版を購入しました!
まずはアメリカ版の初級から。(上でアップした青い表紙の画像はこの本の定番ともいえるものですが、あれはイギリス英語版の中級です。私はアメリカ版が良かったのでこちらを購入しました↓)
これはレベル別になっていて、本の中で説明されている文法自体は同じです。
ただし、使われている例文や単語がそのレベルに合わせてあり、レベルが上がると「あれ?こんな単語知らないぞ」というのがちょこちょこ出てきます。
またアメリカ版にはないのですが、イギリス版だとebookというものがあります。
CD付きよりもやや高めです。タブレットを使ってインターネット上で勉強できるものですので、必要な方はそちらを購入されると良いと思います。
\詳しくは↓でチェック/
英文法理解からの英作文
こうして英文法を学び、最低限の使い方がわかってきたあとにこの本を使いました。
というか現在も使っています!
こちらもけっこう英語学習者の間では知られている本ではないでしょうか。
ネットでたくさん高評価レビューを見かけ、それにつられて買ったのが始まりです。
しかしこれを買ったときの私はまだやり直し英語を始めていなかったので、英文法の知識はゼロでした。
そういう人にとってはこの本はまだ早すぎますので気を付けてくださいね。
やり直し英文法を始め、少しずつ理解してきた私はようやくこれを使って勉強できるようになりました。
左のページに日本語で文が書いてあり、右のページにそれと同じ意味の英文が書いてあります。
左ページを見たあと、脳内でその英文を作るのです。右ページはいわば答えですので見ないように注意します。
著者はこのトレーニングはスピードと量が重要だと言っています。脳内でスピーディーに英文を作ることができれば、会話のときにスラスラと英語が出てくるようになるということです。
私は今でもこれを使っていますが、文型によってはまだまだ文を作るのに時間がかかります。
違う国の言葉を話すって、本当に簡単じゃないですよね…。
さいごに
英語を話すためには文法を勉強する必要はないと言われたりもしますが、英語力ゼロの大人が英語を話せるようになるには、最低限の英文法は知っておく必要があると、この経験から実感しています。
聞き流しなんちゃら〜みたいなものでは、私は覚えることができないでしょう…。
もちろん英文法を勉強しながら、そのほかにも色々な方法で英語学習を実践をしてきました。それについてはまた次の機会に記事にしたいと思います!
語学学校に行くというのは留学者にしかあてはまりませんが、やり直し英文法は日本にいてもできることです。
これから英語を1から始めたいという方は、Youtube とテキストを使って頑張ってみるのはいかがでしょうか。